ご挨拶 Message
昭和3年。
大正時代から続く経済大恐慌時代、加えて関東大震災の発生による日本の政治経済への破壊的打撃中の同年3月、農村地域の不況救済に貢献できるならばと、土木建築請負業として「三村組」を設立しました。
初代代表者は三村泰右氏であります。
また、昭和9年正式に青森県指定請負業となってからは、その公共工事の重要性を認識し、地域開発の一旦を担って参りました。
昭和22年10月19日、青森県知事登録、諸官庁の指定業者となりました。
その後、紆余曲折を経ながら着々と推移してまいりました。昭和46年以来大手建設会社との技術の交流に踏み切り、経営の近代化、技術力の向上を促進し、大型工事にも参画でき、建設産業の担い手として、地域経済の発展に寄与できる会社を目指し、誠意邁進して参りました。
日本経済も順調に発展する中、国の公共投資も年々増え、東北地方そして青森県へと高速道路網が進み、県南の道路網も隅々まで計画実施され、今日の青森県や東北そして日本のインフラ整備の基礎がこのあたりからできたものと思います。
わが社もそれらの事業に大いに参画をして昭和62年には年間総売上が30億円を超える実績を残しております。
バブル経済がはじけて建設産業も衰退の一途をたどり始めたとき、建設業での生き残りをかけて、平成14年1月18日、品質マネジメントシステムISO9001の認証を取得いたしました。
当社で行う土木構造物の施工、建築構造物の設計・施工及び保守点検等システムを運用活用して、品質の良いものを作る、これを「顧客に満足を与える構築物を提供し、地域社会の信頼を得る」という方針に定めました。
また、平成19年12月21日、環境マネジメントシステムISO14001を認証取得をし、工事施工に必要な環境法規制登録簿により法規制の遵守・教育、節約の追及実施等のシステムを取り入れ、努力邁進して参りました。
西暦2011年、平成23年3月11日、東日本大震災が発生、大津波来襲を受け海岸・漁港関係での工事は大打撃を受けながらも、現在では年間売上15億を目標に社員50名一丸となり、末永い会社繁栄と、社員とその家族が健康で元気な暮らしができれば幸いなことと思っております。
株式会社三村興業社代表取締役
小笠原 國男
上善如水水のように生きよ
桃李もの言わざれども下自から蹊を成す徳望のある人に成れ
会長三村 輝文より皆様へご挨拶
様々な災害や困難を乗り越え、今日に至りましたことは、歴代の役員、社員の皆様の尽力と、そのご家族皆様のご理解、関係各機関やお客様の長年にわたるご指導・ご支援の賜であり、心から感謝を申し上げます。
さて、建設業を取り巻く環境はバブル崩壊以来、景気の低迷による民間工事の減少、公共工事の削減等により、業界全体の規模縮小を迫られてきました。
また、東北地方をはじめとする各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災以降は、資材・燃料費の高騰や各分野での人材不足など、依然として厳しい状態が続いております。
そのような中においても私どもは、近年、複雑多様化・大規模化する傾向にある自然災害からの国民の生命・財産を守り、国土強靭化、防災・減災対策、老朽化対策など、インフラ整備を通じ、地域の皆様に貢献していくことが重要な責務であると確信しております。
今後とも、これまで培った高度な技術と信頼を以て、安全・安心な県土の整備と、その礎となる優秀な人材の発掘と育成、快適な生活環境づくりを通じ、本県の経済・雇用を支え、地域活性化の一翼を担う責任のある企業として努めてまいります。
ご関係各位には引き続き、当社へ対してご指導ご鞭撻、ご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げ、ご挨拶といたします。